
=====羊毛を洗おう!そ
の2=====
羊毛を洗おう!その1で、「スカーティング」と「ソーティング」を行いました。
残っている作業と道具をもう一度おさらいしましょう。
| 作業内容 |
準備するもの |
あれば嬉 しいもの
|
洗液につける
すすぐ
干す
|
・大きな洗い桶
・石鹸を溶かしたり、水を汲んだりするバケツ
・ゴム手袋
・羊毛用の石鹸(モノゲンという専用の石鹸を今回は使いました)
・温度計(洗液の温度を計るため)
・ぞうきん(何かと便利)
・セーターを乾かすための大きなネット(100円ショップで買いました)
|
・みかんネット
(石鹸を溶かすため)
・長い棒
・お風呂用のシューズ
(水がはねるので結構便利)
・脱水槽のある洗濯機
|
わたしの家の近所には幸い羊毛を洗う施設があって、大きな鍋などがそろっているため、
一度に羊毛を洗うことが出来ます。もし大きな鍋がない場合は、羊毛を段ボールなどに保管し、小分けにして洗いましょう。
長期保管の場合、時間が経つと羊毛に吸着した油がどんどん酸化し臭くなりますので、わたしならまず洗ってから保管しています。わたしのいるエリアでは乾燥しているのでかびることはまずないのですが、それでも段ボールに入れています。
洗剤について
1回の洗浄につき、羊毛の重さの5〜10%の重さの石鹸が必要です。羊 毛1kgにたいし、50〜100gの石鹸です。
わたしは今年、第一工業製薬の業務用のモノゲン78というねり石鹸を通信販売で購入しました。
「ウールに優しい」ということで購入していたのですが、それなら別の銘柄でも構わないなぁ、と洗浄が終ってから気がつきました。
そこで、「合成界面活性剤不使用であること」「中
性であ
ること」「香料
が入っていないこと」「純石けん(石けん分90%以上)であること」「ウールも洗えると表示されていること」を条件に探すといろいろありました。
通販で買えるので、下にご紹介しておきます。(楽天につながっている
ので、直接購入も出来ます。これは一応ご宣伝。)
わたしは来年はこのうちのどれかで洗おうかと考えています。
まだ試してはいませんので、あしからずご容赦下さい。
石けん百貨
洗液を作ろう!
今回はちょっと高めの、50度くらいのお湯で洗いました。
写真の鍋はステンレスで、ものすごく大きなものです。
これにはまるまる1頭分の羊毛が入ります。
固形石けんを使っていたので、鍋に半分くらいのお湯をためる間に石けん液を作ります。みかんネットが欲しい所。
お湯の温度は温度計で測りましたが、手を突っ込んで熱めのお風呂、と考えた方がいいかもしれません。今回はコリデールという油分の多い羊毛なので温度も高
め、洗う回数も多くしています。石けん液を作ったら鍋に空けて、よくかき混ぜると洗液が出来ます。
羊毛を浸け置き洗いしよ
う!
羊毛をネットに入れたまま鍋に突っ込み、棒で静かに沈めます。
入れたら、何をするかと言うと…そのまんまです。
羊毛に付着している油分は、ラノリンという水溶性のものなので、お湯につけるとどんどん溶けます。
かき混ぜては絶対にイカンのです。羊毛が絡まっ
て、後からエライ目に合います。棒で突くくらいで我慢しましょう。
鍋の温度が人肌くらいになるまでおとなしく待ちます。
今回は4時間待ちました。(時間は入れ物のサイズによって変わると思います。2時間でいい、と言う人もいますし。)

数時間経つと、汚れがしみ出し水が濁っています。
右のように、すごい色です。
一度取り出して押すように軽く水を切り、新しい洗液を作り直して、もう一度浸けます。今回は石けんの量は半分にしています。
汚れの固まりがネットの上から目立つのもこの時間。グチャグチャ握ったり、ゴシゴシこすると羊毛がフェルトになってしまうので、そっとネットの口を開けて
汚れの固まりを取り出し、洗浄液の中でゆらゆらと毛を動かして洗います。
今回は3度洗いしています。
羊毛をすすごう!
いよいよ、すすぎにはいります。揉まないように気をつけながら、何度も水を替えて軽く押すようにすすぎます。
水が透明になればそろそろ大丈夫。
上の写真と比べて見て下さい。違いが分かりますよね。
洗濯機の脱水槽に突っ
込んで、数分まわして水気を切ります。ない場合は、軽く押すように絞りしょう。羊毛を絡ませないのがポイントです。
羊毛を干そう!

干す場所は直射日光の当たらない、風通しの良い場所。
セーターを干すための、釣り下げるタイプのネットを使っています。実は100円ショップで買いました。このまま、すっかり乾くまで待ちます。
こんな感じに出来ます!
真っ白、ふわふわです。縮れ毛もそのまま。
毛先は痛んでいるため若干茶色ですが、カードをかけると真っ白になります。
ここで明記しておきますが、おわかりのとおり、細かいゴミはまだまだ残っています。わたしはカードがけの段階でゴミを落としていますし、製品の仕上げの段
階でもう一度洗っています。
なにかご質問がありましたら、お気軽にどうぞ。
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